20代を過ぎたころから、急に気になるようになった寝起きの口臭。
管理人は若い頃はまったく気にしていませんでしたが、最近では起床時に口内が異常に渇き、ネバネバして、非常に気持ち悪いです。
この不快感の原因は睡眠中に増殖する口内の細菌です。
就寝してから3時間程を境に口内の細菌はものすごい勢いで増殖し始めます。
8時間もすれば、口腔内は細菌で埋め尽くされ、不快な口臭が発生します。
起床時の唾液1ccに含まれる細菌の量は、なんと便1gの10倍!口臭やネバネバが発生するのも頷けます。
食後にきちんと歯磨きをしている人ほど、陥りやすい口臭が、起床時の細菌による口臭です。
起床時に口内で発生している細菌を朝食として、体内に取り入れてしまっていることからこのような現象が起きます。
実は、食後の口腔内の細菌の量は、一日の中で最も口内の細菌の量が少ないのです。
つまり、食後に歯磨きを一生懸命するのも大切ですが、これは食べカスの掃除をしているだけであって、肝心の細菌はもう既に体内に取り込まれてしまった後なのです。
海外では、ほとんどの人が食後ではなく、起床時に歯磨きをしています。
これは口腔内に最も細菌が増殖している時に、歯磨きをして、口内をケアする為です。
また、虫歯や歯周病なども睡眠時に進行するものなので、朝起きて一番最初に歯のケアをするのが直接予防に繋がります。
食後にきちんと歯磨きをしているにも関わらず、妙な口臭が発生している方は起床時にも歯磨きをしてみて下さい。